日常を笑うファインダー/AKIPINとSACHIKO(AKIPINの妻)

2020/05/192010年頃の日常「魚の目を考える。」/AKIPIN

<2010年10月>
今日夕食時に妻が「魚の目ってすごく栄養あるらしいで」と言った、ということを書こうと思っているのではない。その場合は「さかなのめ」だ。ぼくが言いたい「魚の目」は、「うおのめ」の魚の目だ。ここ1ヶ月ほどぼくの足はひどい「魚の目」に悩まされていた。なにしろ足裏が痛いのである。たぶん歩く時に右足に重心が乗り過ぎなのであろう、右足の一部分の直径2センチほどのエリアがものすごく固くなり、それはタコを通り越してカッチカチとなり、歩くたびに突き刺すような激痛が走るようになっていた。これまでそんなふうになったことはなかったのだが、その痛い部分のビジュアルはどう見てもかの有名な「魚の目」であろうと推測された。本当に似ているからである。皮膚科に行こうかと迷ったが、まずは自分で出来ることをと思い薬局で「イボコロリ」を購入し、日々地道に固い部分を剥がしていくと、なんとか痛みが軽減されてきて、ようやく文章に出来るほどの余裕が生まれた次第である。

それにしても嫌な名前だ。例えばスポーツマン風の男が痛い痛いと右足をかばいながら歩いていたとする。どうしたのかと訊くと彼は「実業団のバスケで靭帯傷めてさ」。一方ぼくが右足をかばいながら歩き、どうしたのかと訊かれたら「魚の目で」。U O NO ME DE。このネーミングは、もう全体的にすべてアウトであろう。かなり真剣な激痛をもたらす箇所をなにも、似ている何かの名前に置き換えることはないのではないか。しかも「うお」て。もう一度言わせてくれ、「うお」て。魚はもちろん「うお」と読めるけども、読めるからって、読まなくてもいいのではないか。渋すぎやしないか。カタすぎやしないか。あ、カタいなら正しいのか?わからん。かと言って「さかなのめ」に変更しますと厚生労働省に決められたところで全く何一つ嬉しくはない。とりあえず魚から、フィッシュから離れようではないか。当事者からすれば、もっと切実感が欲しいのだ。水虫、タコ、魚の目。何で足の病は魚介系なのだ。

 
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